第87回アカデミー賞® 長編ドキュメンタリー映画賞受賞
2013年6月、ひとりの若者の内部告発により全世界に衝撃が走った。彼の名はエドワード・スノーデン。
CIAや国家安全保障局(NSA)で訓練を受け、2009年には横田基地のNSA関連施設で高度な機密を扱っていたこともあるサイバー・セキュリティのエキスパート。
その告発内容は、国家による違法なプライバシー侵害行為が、一般国民を対象に、かつてない規模で行われている、という驚くべきものであった。
スノーデン事件……それは米国の二大情報機関に属した若者が、戦慄すべき国家権力濫用の実態を大量の機密文書とともに暴露した上、自ら実名で名乗り出るという、
かつて類を見ない大事件だった。 その一部始終をリアルタイムで記録した、極めて貴重な“時代の生の証言”が本作である。スノーデンからの接触、
香港で密かに行われた独占インタビュー、スクープ記事の公表と反響、そしてスノーデンの脱出まで、一大センセーションを巻き起こした事件のすべての真相を観客は
目撃することになる。
イラク戦争やグアンタナモ収容所についてのドキュメンタリー映画で高い評価を得るとともに、当局からの監視や妨害を受けてきた気鋭の映画監督ローラ・ポイトラスは、2013年初め、“シチズンフォー”と名乗る人物から暗号化されたメールを受け取るようになる。それは、NSA(国家安全保障局)が米国民の膨大な通信データを秘密裏に収集している、という衝撃的な告発だった。
2013年6月3日、ローラは“シチズンフォー”の求めにより、旧知のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドとともに香港へ向かった。ホテルで二人を待っていたのは29歳の元CIA職員エドワード・スノーデン。彼の語る一部始終をローラのカメラが記録する中、驚くべき真実が明かされてゆく。NSAや他国の機関がどのような仕組みを使い、テロや犯罪への関与と無関係にあらゆる国民の電話の会話、メールの内容からインタネーットで検索した言葉まで、すべての通信記録を収集・分析しているのか。政府の監視活動にIT企業がいかに協力し、情報を提供しているのか。 グレンたちが驚いたことに、スノーデンは自ら内部告発者として名乗り出ることを望んでいた。なぜ彼は、自身や恋人の身に重大な危険が及ぶことが予測されたにもかからず、この告発に至ったのか……。
当局の追跡がスノーデンに迫る中、6月5日、グレンは彼が契約していた英国紙ガーディアンに最初の記事を掲載する。そのスクープはたちまち大反響を巻き起こした。さらに6月10日、スノーデン自身が、自らが告発者であると名乗り出る。この前代未聞の暴露事件は、全世界にどんな影響をもたらしたのか……。
監督・インタビュアー:ローラ・ポイトラス
製作総指揮:スティーブン・ソダーバーグ
出演:スティーブン・ソダーバーグ
上映時間:114分
音声:英語
字幕:日本語
製作年度:2014年
製作国:アメリカ・ドイツ
レイティング:G
原題:Citizenfour
ジャンル:プライバシー侵害・告発・国家・ドキュメンタリー
© Praxis Films © Laura Poitras
ギャガ
弊社(MMC)は、映画メーカー様(映画会社)から正式に許諾を得た業務用(二次使用権利)DVD/ビデオソフトを取り扱っております。
作品のお問い合わせは下記よりお気軽にご相談ください。