あの子を探して(一個都不能少)
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過疎化が進む中国の片田舎の村にウェイが代用教員としてやってきた。 彼女はまだ13歳。彼女は勉強を教えた経験などなく、ただお金欲しさに引き受けたのだ。無愛想でただ、教科書を黒板に写すだけの授業。生徒との交流もまったくなかった。しかし、彼女が受け持った1ヶ月の間、誰も生徒が学校を辞めなければ追加報酬がもらえるという約束をした彼女にとって、腕白少年チェンが街に出稼ぎに出かけてしまったと言うのは大事件。残った生徒たちと協力して、彼を探す為に一人街へと出かけて行った。
とっても優しい気持ちになれる映画でした。純朴で清らかな子どもたちがなんとも言えなく・・・。 予告編で見たまんまの映画なんですが、すっかりツボにはまった私は大泣きでした。しかし、アジアの他国の映画を見ていつも思うのが貧しさです。物に恵まれすぎた私たちには当たり前のことが、彼らにはなんとも贅沢なことだったりすると身につまされます。この映画でも3本のコーラを20数人の生徒が回し飲みをするシーンがあるのですがこういうシーンを見ると飽食する自分がちょっと惨めになる。こんな小さなことで(または、ほんのちょっとのお金で)自分は喜べるだろうか? まず、無理でしょうね。だからと言って、ボランティアを推奨するわけではありませんが、同じ地球上にこんな生活をしている人たちもいるんだと認識するには良いかも? 中国の田舎の山々の美しい映像も必見!ラストシーンはすっごく好きです。