ショーシャンクの空に
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銀行員のアンディは妻とその愛人を殺した疑いで無実の罪を着せられ刑務所へと送られた。かたぎの銀行マンだったアンディは数々の屈辱や暴行を受けるが、刑務所内でのそういった事件は暗黙の了解だった。そんなアンディに優しく手を差し伸べたのが「調達屋」のレッドだった。彼は何度も仮出所の申請を出していたが、その都度却下されていた。しかし、苛酷な環境の中でアンディは少しずつ自分の居場所を確立していく。かつての職業の特性を生かし、刑務所の職員の資産運用を任されたのだ。そして刑務所職員に貸しを作っては、囚人のための待遇を改善していく。図書館の設立、レコード鑑賞・・・。そしてアンディは刑務所になくてはならない存在にまで成り上がるが・・・・・。
必死に生きるか?それとも必死に死ぬか??・・・すでに名画の中では「踏み絵的」な存在にまでなっているこの映画。公開時はけっこう地味な宣伝だったけど、口コミでどんどん人気が広まっていった。そしてビデオ化されてからは、この映画の評価は一気にジャンプアップ。今でも着実にファンを獲得しているでしょうね。この映画の素晴らしさはたくさんあると思いますが、まずは「まったく隙のない脚本」です。2時間半という長丁場の映画ですが、一気に最後まで見せる力がある。もちろん、フランク・ダラボン監督の演出も素晴らしい。アンディは常に希望を持ち続けていて、その原動力が時間を経るごとに変わっていく展開が素晴らしい。それを体現しているティム・ロビンスは本当にサイコーでした。そしてモーガン・フリーマンの見せ場はラストですね・・(これは言えません)この映画もこれから先の人生で、何度も繰り返し見たい映画のひとつです。