ダ・ヴィンチ・コード
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ルーブル博物館の館長ソニエールが何者かによって殺害された。ソニエールは最後の力を振り絞ってダイイングメッセージを残した。パリに来ていたアメリカ人のラングドン教授は講演を終えてサイン会をしていたが、そこにパリ市警が訪れ彼に一枚の写真を見せた。そこにやってきたパリ市警のソフィーは、ラングドンに自分と一緒にこの場から逃げることをこっそりと提案する。実はソニエールの死体の傍らには”P.S. ラングドンを探せ”の文字が残っていて、警察は彼を犯人と決め込んでいたのだ。ソフィーの手引きで博物館を逃げ出したふたりは、ソニエールの残した数々の暗号を解き始める・・・。
世界中でベストセラーとなったダン・ブラウン原作のミステリー小説「ダ・ヴィンチ・コード」。原作をすでに読んでいた私にとって、この映画の楽しみ方は『謎解き』ではなく『完成度』だったのですが、見事なまでに原作が再現されていました。歴史上の謎や遺物の解説と目の前で起きている事件の双方を巧みに見せて、ラングドンは事件の核心に迫っていきます。果たして最後に彼を待ち受けているのは??オチがわかっていてもこういう部分は映画ならではの楽しみ方ができましたね。ラングドン役はトム・ハンクス。彼はこの後に続く、ダン・ブラウンのシリーズでもラングトンを演じています。ソフィー役は「アメリ」のオドレィ・トトゥ、その他、ジャン・レノ、イアン・マッケラン、ポール・ベタニー。監督はロン・ハワード。大勢でハラハラドキドキしながら観るには最高の映画です。