木の上の軍隊
Film:©2025「⽊の上の軍隊」製作委員会
太平洋戦争末期の伊江島。日本軍は米軍の壊滅的な打撃を受けていた。上官の山下と、地元出身の新兵セイジュンは、敵襲で追い詰められ大きなガジュマルの木の上に逃げ身を隠す。戦闘経験豊富な山下は援軍が来るまで待機することを決断する。日本が敗戦したことも知らぬまま、ふたりは木の上で“孤独な戦争”を続ける。やがて食料も尽きたふたりは、木を降りてジャングルで食料の調達をする。そして彼らは米軍の食料を盗んで、なんとか命を繋ぎとめるが・・・。
実話に基づく作品です。2025年が戦後80年という節目の年である事もこの映画を観ようと思ったきっかけ。前半では多くの島民が登場。そこでの空襲のシーンは胸が痛くなった。しかし、元々が舞台用に作られた話なので物語の途中からはほとんどがふたりの会話で進んでいきます。過酷な飢えとの闘いもあれば、まさに天の恵みのように物資を手に入れたりして、ふたりはとにかく生き続ける。戦争が終わった事を知りうる手段さえなく、ジャングルを出ることもできずにいた二人を見ていて思ったのは、かつて彼らのようにジャングルに籠って生き続けた横井庄一さんと小野田寛郎さん。しかし、この人たちはひとりで生き延びたのだからさらにすごい・・・。主演は堤真一と山田裕貴。監督は沖縄を舞台にした映画を多く手掛ける平一紘。