南極料理人
© 2009『南極料理人』製作委員会
ここは南極のドーム富士基地。海に近い昭和基地から1000キロも離れた内陸の標高3810メートルの位置にある。平均気温は-54度。ここには動物はおろかウィルスも生存できない。この基地には8人の隊員がいる。西村は料理担当。厳しい環境の中で隊員たちのためにおいしい料理を日夜作り続けている。娯楽も限られた厳しい環境の中で、隊員にとって食事は欠かすことのできない大きな楽しみ。ここには冷凍ではあるが贅沢な食材がふんだんにある。ある日、隊員の中で食材の中に「伊勢海老」があることを嗅ぎつけた者がいた。・・
これは実際に南極で料理人をしていた西村淳さんの原作。つまり、リアルなお話なのです。食事ってやっぱり楽しく生きるためにはとても大切なアイテムですよね。私は食べることが大好き。最近、どんどんメタボな体系になっていきますが、おいしい食事からの誘惑には絶対に勝てない。しかも、映画の中で登場する料理の数々が本当においしそうなのです。それもそのはず。映画の中でいかに料理をおいしく見せるかを担当するプロ(フードスタイリスト)がいるのです。彼女たちは以前にご紹介した「かもめ食堂」でも、その手腕を発揮しています。お昼時に映画を見たので、めちゃめちゃお腹が空きました。そしてそれぞれの隊員たちの小さなドラマもとても魅力的でした。西村役は堺雅人。その他に生瀬勝久、きたろう、豊原功輔、西田尚美などなど。