あの頃ペニー・レインと
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15才の少年、ウィリアムは姉から譲り受けたロックのレコードが元で、いまや知識もハートも誰にも負けないロックフリーク。しかし、彼の母親は厳格で、とても心配性で彼の行く末を心配していた。そんな時、地元のロック誌にウィリアムが投稿した記事がロック業界紙No.1のローリングストーン誌の目に止まった。そしてなんと、今ノリに乗っているバンド”スティルウォーター”のツアーの同行取材をすることに。そこで彼は運命の女ペニー・レインとの出会う。メンバー同士の諍いや友情、そして彼らの感動的なステージを体験してウィリアムはまた、ひとつ大人になった・・・・。
この映画を観て初めてCDを聞いた時の妙な違和感を思い出した。初めて聞いたCDはサイモン&ガーファンクル。その際私の印象は「あれ?ノイズがない!!!」でした。私が持っていたS&Gのレコードは聞き込んでいたので、レコードプレイヤーの針を落とすと”パチッパチッ”と言う音がして、そのノイズ音も彼らの音楽の一部のような気がしていて「こんなクリアな音はS&Gじゃない!」などと勝手なことを・・・。この映画のオープニングはそんなパチパチのノイズを含んだ音楽から始る。この時点で私は70年代にトリップしてしまった・・・と長い前置きでした!ウィリアム少年は私にしてみればなんとも羨ましい男。バンドのツアーに同行できるだけで十分羨ましいのに、あのミステリアスで、可愛くて、それでもってちょっと危険なペニー・レインと出会い、心を通い合わせるなんて・・・。ペニー・レイン役のケイト・ハドソンは、めっちゃイケてます。すごい美人と言うわけではないのですが、とても魅力的でした。それにしても素敵な音楽と映像がガッチリ噛み合うと、本当に気持ちが良いですよね。私自身が”ロック大好き少年”だった頃の気持ちが蘇ってきて、うれしくてうれしくて・・・。70年代ロックファンは絶対見ましょう!そうでない人も絶対見ましょう!私は大好きな映画です。