キング・コング
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1933年、ニューヨーク。大不況にあえぐこの街で喜劇女優のアン・ダロウは芝居小屋が閉鎖になり職を失ってしまう。そんな彼女に声を掛けてきたのは映画監督のカール・デナムだった。彼は映画会社に新作の売込みをしたものの投資家たちは映画製作の打ち切りを決定。しかし、彼は撮影を断行。撮影道具一式を無断で船に積み込みある島を目指して出航した。脚本家のジャックも無理やり同行を強いられる。すると船は突然深い霧に包まれた。そして霧の向こうに現れた、不気味な「スカルアイランド」に到着した。その夜島民は船を訪れ、アンを誘拐していく。彼女は巨大生物「コング」の生贄にされたのだ。撮影隊はアンの救出に向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは想像を絶する恐怖だった・・
最近はゴジラと戦って映画界を賑わせている「キング・コング」ですが、この映画が私の中ではベスト・オブ・キング・コング映画です。1933年に製作されて、世界中に興奮と驚きを与えた名画中の名画「キング・コング」が「ロード・オブ・ザ・リング」のスタッフによってリメイクされたのがこの作品。この映画を一言で言うと、とにかく「ビックリ」の映画です。33年版の映画にスパイスを加えまくって、遊び心いっぱいで、しかも想像を絶する映像のオンパレードの3時間。その間、緊張が途切れる暇もありませんでした。圧巻はスカルアイランドで出会う恐竜と不気味な昆虫。特撮とはいえあんなものを見せられたらたまりません!そして壮絶なラストシーンはオチを知っていても泣けてきました。アクションだけじゃなく感動も味わえるのがこの映画のすごいところですね。主演のアンを演じるはナオミ・ワッツ。そして映画監督カール役には曲者俳優ジャック・ブラック。ジャック役はエイドリアン・ブロディ。しかし、もしかしてイチバンの演技者はキング・コング自身かもしれません。日ごろの憂さも吹っ飛ばすアクション映画。これは見なくちゃいけないでしょう!?監督はピーター・ジャクソンです!