アメリカン・グラフィティ
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1962年、アメリカの小さな田舎町。スティーブとカートは東部の大学に進む事になり、この町での最後の夜を友人のビッグ・ジョン、テリーと4人で過ごそうと思っていた。ところがカートは不良グループに絡まれ、彼らととんでもない事件を巻き起こしてしまう。一方、スティーブはガールフレンドと最後の夜なのに大喧嘩をしてしまう。ビッグ・ジョンは年端も行かない小娘に付き纏われるし、テリーはスティーブに借りたご機嫌な車で町を流しながら、酒を呑もうとするが未成年である事をごまかすために四苦八苦・・・。ラジオから流れてくるウルフマン・ジャックのご機嫌なDJとともに、騒々しい夜は更けていく・・・・・。
「スター・ウォーズ」の監督、ジョージ・ルーカスが27歳のときに撮った映画です。1962年といえば、私が生まれた年。アメリカではこんな若者たちが青春を謳歌していたのですね・・。しかし、青春はぶざまです。女の子のケツを追いかけまわし、暴走族に脅されビビりまくり、彼女の前でカッコつけて自爆したり・・・。でも、このダサさが私は好きです。そしてこのダサさが若者のパワー。もちろん時代により若者が追うものは変わるけど、この映画はいつの時代でも通用すると信じています。私もこんな壮絶な夜を幾度となく過ごしてきましたが、今となっては良い思い出です(すっかり、じじい発言・・)。出演者は今では監督しての方が有名なロン・ハワード、アカデミー賞男優のリチャード・ドレイファス。そして町のチンピラ役でハリソン・フォード様も登場。当時の超有名だったDJのウルフマン・ジャックは本人の役で登場。彼がこの映画のオファーを受けたとき「出演するにはいくら金を払えばいいの?」と聞いたというのは伝説。そしてラスト近くでウルフマンがカートに告げる言葉が最高です!!要チェックです!