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上映会新作案内vol.192

歎異抄をひらく ‐完全版‐

■美しい随筆文に秘められた、出会いと再会の物語。古典の名著『歎異抄』初のアニメ映画化した作品を紹介します。■

『歎異抄をひらく』
〜大人、日本史ファン、イベント向け〜

古典の名著『歎異抄』が、今私たちに教えてくれるものは何か。大ヒットアニメ「なぜ生きる」シリーズ、待望の第2弾!「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という一文で知られる、古典文学の名著『歎異抄(たんにしょう)』。司馬遼太郎や遠藤周作、西田幾多郎など著名な文化人や哲学者らの愛読書として知られ、現代にいたるまで読みつがれる永遠のベストセラーである『歎異抄』の著者と言われる唯円が、親鸞聖人と出会い、仲間たちと共に迷い悩みながら成長する姿を描くのが本作「歎異抄をひらく」である。大ヒットアニメ「なぜ生きる」シリーズ第2弾となる本作では、「なぜ生きる」で提示された「無常なこの世をどう生きるべきか?」の答えが描かれる。大震災や不条理な事件が頻発し、格差が広がる現代社会。親鸞聖人の「この世は、人の力でどうにもならんことばかり」という言葉が、800年という時空を超えて私たちの心に痛切に突き刺さる‟いま”だからこそ、すべての人にみてほしい歴史アニメが誕生した。

鎌倉時代、1200年代前半。貧しい農家に生まれながらも賢く利発な平次郎は、ある日、親鸞聖人と出会い、多くを学び成長していく。やがて京に戻った親鸞聖人を追って故郷を離れた平次郎は、「唯円」という名を授かり、仲間たちとともに親鸞聖人のもとで仏教を学ぶ。そんな中、かつての友人が苦境に立たされていると知った唯円は、なにもできない自分への無力感にとらわれ苦悩する。なぜ、善人よりも悪人が救われるのか?人は、なぜ生きるのか?「すべての人間が悪人であり、救われるために条件はない」という親鸞聖人の言葉の真意が、解き明かされていく――。

上映時間:98分 アミューズ

出演:(声) 石坂浩二、増田俊樹、細谷佳正、本泉莉奈、市来光弘、三木眞一郎、白井悠介、伊藤健太郎

©「歎異抄をひらく」映画製作委員会 2019

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