シラノ
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17世紀のフランス。兵士のシラノは剣を持たせれば右に出る者がいない。そしてペンを持たせればロマンチックな言葉が次々と湧き出す才人。しかし、彼は自分の容姿に酷いコンプレクスを感じている。そんな彼は若く美しいロクサーヌに恋焦がれているが、気持ちを打ち明けられずにいた。そんなある日、ロクサーヌに呼び出されたシラノは衝撃的な言葉を浴びせられる。彼女はシラノと同じ隊のクリスチャンに一目惚れしたという。ロクサーヌの依頼でシラノはキューピッド役を買って出るが・・。
コロナの真最中に苦労して作られた映画です。パンフレットにその撮影のご苦労が書かれていました。原作は世界的に有名なラブストーリー『シラノ・ド・ベルシュラク』。彼は実在の人物です。剣豪で哲学者であった彼は19世紀に書かれたこの戯曲で一躍有名に。彼が抱えていたコンプレクスは『大きな鼻』。しかし、今作のシラノのコンプレックスは低身長症であることです。そんな彼が友人のために、自分自身が好きな女性に心を込めたラブレターをしたためるシーンは本当に切ない。また、その文章が素晴らしいのです。女性を口説くときには、ぜひご参考にしてください!?しかし、そんなシラノの叶わぬ恋の行方は・・・??主演は低身長症の役者の中では超有名人のピーター・ディンクレイジ。ロクサーヌ役はヘイリー・ベネット(彼女は監督の奥さんです)、クリスチャン役はケルヴィン・ハリソン・jr。ミュージカルなのでとにかく3人とも歌がうまいです!全世界で愛される切ないラブストーリー。ぜひ、大画面でご覧ください。