世界の果ての通学路
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ケニアでは11歳のジャクソンが片道15キロ、2時間を費やして学校へと向かう。7歳の妹サロメと一緒にサバンナの真ん中を突っ切る。父親からは象には十分に注意するように言われている。今日、彼は国旗を掲げる当番になっている・・・。アルゼンチンのカルロスは羊飼いの息子。片道18キロを馬で通学している。妹のミカイラを後ろに乗せ平原を駆けて行く・・・。
僕はパイロットになりたい!・・・素晴らしいドキュメンタリーです。毎日とんでもない距離を学校に行くために行き来する少年少女たち。それに比べると日本は本当に恵まれていますね。私は小学生の時、学校に行きたくないなんて、しょっちゅう考えていたのですがなんて罰当たりなんでしょう。映画に出てくる彼らはみんなそれぞれ夢を持っている。パイロットになりたいジャクソン、獣医になって家族を助けたいカルロス。学校に行けない子供たちのために働きたいというサビラ、そして彼のような障害を持った人を救うために医者になりたいと言うサミュエル。彼らの目はキラキラしていて、希望がいっぱい感じられる。一生懸命に頑張っている彼らはきっと夢を叶えることでしょう。今回は4つのエピソードが描かれていたのですが、実はカットされたふたつのストーリーがあるとの事。そちらもぜひ、見てみたいですね。監督はナショナル・ジオグラフィック、BBC用の作品を手掛けてきたパスカル・プリッソン。