これは実話がベースになったフィクションです。この映画の舞台になっている時代は2000年代の前半。今のようにSNSもない時代に、いわゆる草の根活動で犬の里親探しなどに奔走した若者たちの話です。しかし、当時は大学の授業で生きた動物を使った”手術の授業”が当たり前に行われていて、その事に反発したのが犬部の発端。今でこそ動物保護法でわんちゃんたちは守られてはいますが、殺処分がなくなったわけではありません。映画の中で犬たちがガス室に送りこまれるシーンは本当にゾッとしました。”犬大好き”な私は「犬部」のメンバーの行動には心から敬意を払い、心の中で拍手を送り続けていました。出演は林遣都、中川大志、大原櫻子。監督は篠原哲雄。