パラサイト 半地下の家族
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半分が地下の家に住んでいる4人家族はとにかく貧乏暮らし。そんなある日、長男のギウは、友人から金持ちの家の娘の家庭教師の話を持ち込まれる。その家の娘と母親をすっかり取り込んだギウは、その家の息子の美術教師に妹のギジョンを、運転手に父親のギテクを、そして長年その家に仕えた家政婦に罠を仕掛けて追い出し、母親を家政婦の職に就かせる。もちろん家族ということは内緒で。4人はそれぞれの才能を活かし金持ち一家に寄生していく・・
2020年のカンヌ映画祭でパルムドール(グランプリ)を獲得し、アカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、長編外国語映画書を受賞した作品です。まさに、世界が認めた韓国映画。しかし、この映画を観たかったいちばんの理由は監督のポン・ジュノ作品が好きだから。この人の超ブラックな笑いと奇想天外の展開には毎回驚かされています。今回も私の想像を遥かに超える展開でまったく先が読めない。そしてとんでもないクライマックスに突入していきます。しかし、これ以上は言えません。実は映画の本編の前に監督、出演者から『絶対にネタバレしないでね!』と言うビデオメッセージがあったので・・(笑)。 出演者はポン・ジュノ作品の常連の韓国の名優ソン・ガンホ。その妻にチャン・ヘジン、息子はチェ・ウシク、娘役はのパク・ソダム、金持ち主人はイ・ソンギュン、能天気すぎるその妻に「恋愛中毒」のチョ・ヨギョン、その娘にチョン・ジソ、元の家政婦に『母なる証明』のイ・ジョンウン・・・。たくさん書きましたが全員が強烈なインパクトを残します。