DUNE/デューン 砂の惑星
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西暦10190年。人類は宇宙帝国の帝王の元で惑星単位の管理が行われていた。皇帝は彼の従兄弟であるアトレイデス男爵に、惑星アラキスを与え統治を命ずる。アラキスは地表のほとんどが砂漠で、巨大な砂虫が跋扈する危険な惑星だったが、この星でとれる「スパイス」は高値で販売される、まさに宝庫でもあった。しかし、それは皇帝が仕掛けた罠だった・・・。そんな時、アトレイデス男爵の息子のポールは特殊な能力に目覚める。未来を見る事ができるようになったのだ。そして彼は全宇宙から狙われる存在になった・・・。
原作は1965年出版の壮大なるSF小説の金字塔。私はかなり昔に読みました。この映画は過去に何度となく映画化されているが失敗に終わっている。映画化を進めていたアレハンドロ・ホドロフスキーはついに映画化には至らず、デビッド・リンチ版は監督の手を離れスタジオが編集権を持ったためどうも消化不良な感じ。それゆえに今作にかける私の期待は大きかった。そしてほぼ、出版から60年の時を経て、ようやく原作に追いつく映画が完成したのです。今作は原作の前半部分のパート1。つまり2時間半をかけた壮大なるプロローグ。驚くべき映像に私は終始釘付けでした。そしてこの映画のために集まったキャストがこれまたすごい!物語のキーパーソン、ポール役は引く手あまたの人気俳優ティモシー・シャラメ、彼の父役はオスカー・アイザック、母親役はとにかく美しいレベッカ・ファーガソン。その他、ジェイソン・モモア、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、バビエル・バルデム、シャーロット・ランプリングなど超豪華な顔ぶれ。続編の「デューン 砂の惑星PART2」も観たのですが、これまたすごい映画。圧倒されました!こちらの映画についても、ぜひ語りたいです・・・。