燃えよドラゴン
Enter the Dragon © 1973, Renewed © 2001, Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
南シナ海に浮かぶ要塞島で初めて開かれる大武術トーナメントへの招待状が、世界中の武術の名手宛に一斉に送り出された。送付元は陰謀うず巻く国際都市香港から。少林寺で武術を学ぶリーは、最初はトーナメントへの出場を断ったものの、殺された妹の敵が主催者ハンの手下である事を知り参加を決めた。また、彼にはもう一つのミッションがあった。それはこの要塞島で密かに行われている麻薬の密造を暴く事。トーナメントの合間を縫って島内を探りまわるリー。そしてついに、ハンの秘密を探り当てたリーはひとり敢然と戦いを挑む・・・。
1973年、日本のみならず世界中を席巻した主演のブルース・リー。少年時代、自分もよくヌンチャクを振りまわし「アチョ-!」と奇声を上げていました。日本では一番先に公開された彼の映画が、実は彼の最後の出演作となったこの「燃えよドラゴン」でした。しかも、この作品が世界で公開された時には、彼は既に他界していたのです。享年32才というから、まだまだこれからの人だったのに、なんとも皮肉なお話です。(実はこの映画の前に「死亡遊戯」という作品を撮影中だったのですが、ハリウッド資本の「燃えよドラゴン」を優先したため、「死亡遊戯」は未完のまま。しかし、撮影したシーンを無理やり使って何とか作品を作り上げています。)しかし、ブルース・リーのカンフーは美しい。そして体もただのマッチョではない。どう鍛えたら、あんな体になるのだろうか?この映画のラスト、鏡の部屋での格闘シーンはとにかくカッコイイです。そしてもちろん伝説のヌンチャクさばきも最高です。