コンテイジョン
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シカゴ空港でかつての恋人と電話で会話をしているベス。彼女は香港からこの地へとやってきたのだが、体調がすぐれない。咳が酷く熱が高い。彼女と同じ症状で香港のウエイター、ウクライナのモデル、そして東京のビジネスマンが死亡。ベスも自宅に帰り、夫や子供との時間を過ごすが、翌日に病状は悪化して、あっという間に死んでしまう。しかも、彼女の息子のクラークまでも・・・。そのニュースをいち早く嗅ぎつけたのがフリーのジャーナリストのアラン。彼は東京で男が倒れる映像をネットで配信して、「政府が隠す伝染病」と摘発した。報告を受けたWHOが動き出し、レオノーラが調査を開始。各国で正体不明のウィルスが蔓延り世界中がパニックに陥る中、暴動が起こる街も現れる。果たして人類の行く末は??・・・
ここ数年、世界中で猛威を振るった「新型コロナ」。まさに、世界中がパニック状態でしたがようやく終焉が見えてきたような気がします。今回ご紹介する「コンテイジョン」はウィルスの蔓延の過程と、それに携わる人々がリアルに描かれています。街での病気の拡散を防ぐための隔離、ウィルスの元祖を調べる調査員、ウィルスのワクチンを作る人々、そして病気に冒された人々の家族などなどが、2時間足らずの映画の中にぎっしりと詰め込まれています。その光景はまさにここ数年、私達が目の当たりにしてきたこと。この映画はまるで新型コロナを予見していたようだ。そして豪華なキャスト陣が未曽有の恐怖を観客に叩き込む。CDCの指揮を執る博士にはローレンス・フィッシュバーン、彼の下で病気の発端を探すべく香港の調査をするのはマリオン・コティヤール、なぜか抗体を持っていて発症しないベスの夫はマット・デイモン、その他グウィネス・パルトロウ、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット!。これだけの役者が寄ってたかって恐怖を煽るのですから、そりゃあ怖い映画ですよ・・。コロナをリアルに体験した私たちだからこそ、観るべき映画かも知れません。ラストのオチは思わず唸ってしまった。それが原因か~!!