パプリカ
© MADHOUSE/Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc.
千葉敦子は若きサイコセラピスト。彼女は時折、所長の島からの極秘の依頼で最新のサイコセラピーマシーンで他人の夢の中に入り込み「パプリカ」というキャラになって夢探偵も行っていた。パプリカのキャラクターは誰もが愛してしまう魅力的なキャラクターだった。そんな時、同僚の天才開発員・時田が発明した「DCミニ」が何者かに盗まれてしまう。まだ、未完成のDCミニは時田でさえ想像できないほどの未知なる機能を持っていた。DCミニを盗んだ犯人は島の夢に入り込み精神を侵してしまう。島の夢を分析した敦子は、夢の中の人形の顔が時田の助手の氷室である事を知り、彼のアパートを訪ねた。すると、覚醒している敦子の意識の中に氷室が侵入を開始した。これがDCミニの未知のパワーだった。島はパプリカの治療により窮地を脱するが、所内では新たな犠牲者が・・
覚醒させて~!!お願い!!・・・・すごい映像の洪水だった。一回では絶対に全部見ることはできない。しかも、全てがリアル。これが今敏監督のすごいところ。彼の作品の「東京ゴッドファーザーズ」「千年女優」もすごかったけど、今回のパプリカは桁が違う。とにかく圧倒されっぱなしの90分でした。物語は筒井康隆の作品だけあって、かなりぶっ飛んだ話です。(この頃から筒井作品が映画化されるようになりましたが、その時ようやく時代が彼に追いついた感がありました・・・)とにかくストーリーは深く考えず映像に身を任すのが良いと思いますよ。でも、見終わったあとはしっかり物語の深いテーマまで汲み取れました・・。声優陣は「名探偵コナン」の林原めぐみ、今監督作品には「東京ゴッドファーザーズ」に続いての登場の江守徹、そしてお馴染みの声優山寺宏一、古谷徹、大塚明夫がしっかり脇を固めています。この映画はベネチア映画祭で絶賛を浴び、日本では凱旋公開となりました。やはり、日本のアニメは格が違います!!