ウォーリー
© Disney/Pixar
29世紀の地球。誰もいなくなった地球で黙々とごみ処理をしているロボットが1台。彼の名前はウォーリー。彼は700年間、たったひとりで過ごしている。そんな彼にはロボットながら小さな感情が芽生えていた。ごみの中から面白そうなものを集めてはコレクションをしているのだ。そして彼の楽しみは20世紀の映画作品のビデオを見ること。その作品の音楽が大好きで、また彼は登場するカップルが手をつなぐシーンがお気に入り。だけど、彼は手をつなぐ相手がいなかった。そんなある日、彼の住む町に大きな宇宙船が降りてきた。そしてその中からピカピカのロボットが現れる。そのロボットに興味を持ったウォーリーは接触を持とうと近づいた。そのロボットの名前はイヴ。イヴはある使命を持って地球にやってきたのだ・・・・・
とにかくめちゃめちゃ面白い映画です。ピクサーの映画ってどれもキャラクターが可愛いのですが、「ウォーリー」のキャラクターは本当にキュート。主人公のウォーリーとイヴはもちろん、その他のロボットも、全員が太ってしまった未来人間たちも可愛いんですよ。その中でもウォーリーとイヴのやりとりはロボット同士なのに、こんなに素敵な意思疎通が描けるなんて・・。まさに、CGアニメーションだからこそ描ける奇跡です。そしてピクサー作品は相変わらずのスピード感。とにかく充実した100分間でした。しかも、最初の30分以上は人間がほとんど登場しないためセリフもほとんどなし。この展開はまるで昔のサイレント映画のドタバタのようでもありました。声優で有名な人といえばコンピュータの声を担当しているシガニー・ウィーバーくらいか?監督は「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン。